1.連絡役になる
予定を調整する中心人物になりましょう。食事の手配やそれ以外の幼児や子供のケアなどの仕事を割り当てスケジュールを作りましょう。これをすることで、あなたの大切な人が多くの電話をしなくても済みます。
2.食事を届けましょう
患者さんは疲れており、衰弱したり、体の調子が悪かったりするため、買い物をしたり、掃除をしたり、家族の食事を準備するのが難しいことがあります。しかし、しっかり栄養を取ることは、治療期間中重要です。”介護の中心人物”は、患者さんの食べ物の好み(嫌いなものや食べれないもの)やその時に手伝ってくれる人のために食事の時間を決めなければなりません。食事の配達のために家の入口にアイスボックスを置くと患者さんの心配が減るかもしれません。もし、一緒に食事を摂ってほしいという希望があった場合には、食事を一緒に取ってください。こってりとした食事は避け、赤身の肉、野菜、全粒粉や栄養のあるスープなどがよいでしょう。定期的な食事が難しければ、食事に加えて、補充の栄養として、新鮮なフルーツやフルーツジュースが良いでしょう。
3.お遣いに行きましょう
だれもに日課となっているような用事があります。患者さんの時間とエネルギーがあるときでも、お店に行きたくなかったり、感染の危険があるときがあります。スーパーやドラッグストア、ガソリンスタンド、クリーニング店、それ以外のお店などへのお遣いを申し出ましょう。
4.家事をする
終わることのない家事や庭仕事などがあります。家の掃除、庭仕事、洗濯、ペットの世話、それ以外の必須の家事をするために、一丸となりましょう。
5.子供のケアを申し出ましょう
子供は多くのケアと世話を必要とし、患者さんが治療を受けていると怖がったり混乱したりします。子供がいつもの生活を維持することを助けることは、不安を少なくする役に立ちます。車の相乗り、習い事の送り迎え、子守を申し出ましょう。家に子供を呼んで、楽しい活動(お菓子作りやゲームなど)を一緒にするのも良いでしょう。映画に連れて行ったり、外出するのもいいでしょう。これは少し子供たちをいつもの日常に戻し、親たちが治療のために子供を無視しているのではと心配するのを和らげます。
6.研究しましょう
患者さんは、わずかな時間の間に、大きな決断をするために収集し理解する必要のある情報に圧倒されているかもしれません。どの腫瘍医·外科医·病院で治療を受け、セカンドオピニオンを受けるか決める必要があるかもしれません。友人や家族は、評判がよく信頼できるがんのサイト(例)がん情報サービス、○○○○、△△△、やそれ以外のサイトなどでインターネット検索が可能かもしれません。がんのサバイバーはとても良い相談相手で、当人としての話を教えてくれるでしょう。本や雑誌やそれ以外の方法もあるかもしれません。一旦情報を集めたら、患者さんを混乱させないために凝縮しましょう。
7.治療の相棒になりましょう
医師への受診·検査·スクリーニングに同伴しましょう。治療は時間がかかり退屈です。受診や放射線治療の待ち時間に1~2時間かかることはよくあることで、化学療法の投与はそれ以上にかかります。また、患者さんによっては、医師の言ったことをすべて覚えておくことが難しいので、診察室に誰かほかの人がいて記録をとってくれることが助けになることもあります。最後に、患者さんは運転するには疲れすぎていて、受診の時に運転手がいることは、喜ばしいことかもしれません。
8.贈り物をしましょう
花、カード、キャンドル、バスバブル、本、雑誌、ゲーム、チョコレート、パジャマ、帽子/スカーフ、それ以外の何か楽しいもの、ユーモアのあるもの、気持ちのいいもの、おいしいものは患者さんを元気づけますー特に元気をなくしているときには。
9.コミュニケーションを申し出ましょう
患者さんがコミュニケーションを希望していたら、1対1での訪問をしましょう。何か楽しいこと、買い物に行ったり映画に行ったりしましょう。散歩を一緒にしましょう。お茶を飲みましょう。恐怖や欲求不満について聞きましょう。一番良いことは、一人ではないということを伝えることです。がんになったことで、患者さんは世界から孤立しているように感じます。いつもの生活から誰かを外します。死亡率と向き合い、恐怖で眠れないこともあるかもしれません。いつでも誰かがそばにいるということを伝えることは、何よりも患者さんを和らげます。
10.祈りましょう
もしあなたがそうするなら、もしくは誰かがそうすると知っているなら、そうしましょう。多くの患者さんは、祈りのリストに入っていることを好みます。がんは不確実で、避けることができないため怖さを増します。患者さんのためにあなたが祈っていることは気にかけてもらっていることと、一人ではないということを伝えます。
遠くにいる大切な誰かを助けること
大切な人ががんになった時、悲しくなり、助けがないと感じ、心配になるかもしれません。特にあなたが遠方に住んでいるときには。しかし、離れた所に住んでいることは、支援を提供することの妨げにはなりません。遠いところから支援を考える時、以下がヒントになるかもしれません。
1.連絡を取り合う
定期的な電話連絡やe-メールからの情緒的な支援を侮ってはいけません。あなたの注意と関心は大切な人の気持ちを和らげ、強くし、あなた自身が参加し、満たされていると感じることができます。
2.何が必要なのか見出しましょう
大切な人や主介護者に医学的状況·経済的状況·住宅の状況について聞き、現在や将来的に求められる支援を評価しましょう。問題解決に協力し、何か協力できることがないか確認しましょう。食事を準備したり運んだりすることはできないので、地元のレストランからの配達をアレンジしましょう。オンラインや電話で地元のスーパーから日常品をオーダーすることができるでしょう。
3.探索を申し出ましょう
がんに圧倒され、多くの人、特に高齢者では、がんについて理解するために必要な情報を集めたり、詳細な情報を見たうえでの決断をするスキルや希望がないかもしれません。がん情報センターや○○等信頼できるインターネットの情報源を使いましょう。もし、大切な人があなたと医療者がコンタクトをとることを希望するなら、その旨書いてもらいましょう。法律では、医療者が家族の人、両親や成人の子供だとしても、に話すのを禁じています。
4.訪問する時間を作りましょう
長期休暇や祝日などを使い、大切な人を訪問しましょう。楽しいことを一緒にして過ごしましょう。押し込めず、家事や医療ケアを細かく管理しましょう。あなたの大切な人がやりたくないと思っているいくつかの家事を引き受け、全体的に求められる支援について考えましょう。
5.思いやりを示しましょう
あなたの大切な人が楽しめるような贈り物、例えば音楽のCD、音楽のダウンロードギフトカード、面白い小説、雑誌の購読予約などです。(本や雑誌、音楽などのすべてが長くて退屈な化学療法の間の気晴らしになるでしょう)手書きのメモや祈りや癒しの考えを伝えるような感動的なメッセージは、がん患者さんの気持ちを高めるかもしれません。
6.経済的な支援を申し出ましょう
特に患者さんが仕事から離れなければならない場合に、がんは経済を圧迫します。多くの人が経済的な支援を申し出るのに躊躇しますが、それが必要とされ、申し出てもいいと感じる場合、口に出してみましょう。たとえば、 遠くに住んでいて、子守や受診に行く運転を担当できない場合には、子供のケアや移動のコストの支援を申し出てみましょう。
7.介護者を忘れないようにしましょう。
もしあなたの大切な人に介護者がいるなら、電話や訪問の時に、トレスを抱えている介護者に接触してみましょう。どのようにその人が適応をしているのかを尋ね、情緒的·現実的サポートを申し出ましょう。例えば、もしあなたのお父さんがお母さんを介護している場合、訪問の間中休みを提供したくなるかもしれません、介護者にご褒美を、たとえばレストランでの外食や午後のスパなどをプレゼントしたくなるかもしれません。もしあなたが訪問することができなくても、家の中での負担を減らすための支援をアレンジしたり、介護者のサポートグループなどを探すのを助けることができるかもしれません。