倦怠感

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 半数以上の乳がん患者さんが倦怠感を経験します。

原因
 がんそのもの、貧血(血液中の赤血球が少ないこと)、体内の代謝が変化したこと、治療の副作用、痛みやほかの症状への適応から、がんとともに暮らすことへの不安や心配、うつ、睡眠障害

対応策
 倦怠感の原因を見つけることは、それに対応する助けになります。
 輸血(貧血が明らかになっている人)

倦怠感への対応のヒント
 以下は医療者やほかの女性の経験に基づいたいくつかのヒントです。

·痛みなどの症状が適切にコントロールされていますか?
·あなたが楽しむことのためにエネルギーをためていますか?
·焦らず、仕事をいくつか管理できるくらいに小分けしましょう。
·十分な睡眠を確保しましょう
·休憩時間をとりましょう
·化学療法を始める前に、現実的な支援を準備しましょう。子供の世話、食事の準備は回復するまでの時間をより長くしてしまうかもしれません。
·友達や家族に長い訪問よりも短い頻度の多い訪問をお願いしましょう。
·バランスの良い食事を摂りましょう。
·自身でペースを決め、あなたのエネルギーを保持するのを助ける支援や機器を使うことを考え、うまく通り抜けましょう。

運動
 疲れた時にふつう考えるのは休むことです。しかし、研究は化学療法やそれ以外の治療による倦怠感を減らします。期待するものとは違うかもしれませんが、治療中と治療後の運動は、倦怠感を減らすことができます。運動は、体重の増加を防ぎ、睡眠やボディーイメージ、気分を改善するのを助けます。ウォーキングのような、軽い運動が理想的です。十分に元気だと思う日に、散歩に出てみてください。理学療法士やそれ以外の医療者に、適切な運動について聞いてみてください。