<先輩からのヒント>
*最悪のシナリオを考えてしまわないようにするのは重要で、進行再発がんと長い間共に生きてゆくのだということを実感してください。終末期の疾患だと考えるより、慢性の疾患とともに生きてゆくと考えるようにしましょう。再発や治療の時期には人生が妨げられることもありますが、がんが活動しない時期もあります。山と谷があることを受け入れましょう。何かが起きたらそれを治療し、それがなくなれば、人生を続けてゆけばよいのです。
時の経過とともに、多くの人がその種類が変わるかもしれませんが、希望が失われたわけではないことに気が付きます。その希望は長期間がんがコントロールされることや気分良く過ごすこと、旅行やイベントを楽しむこと等が中心になるかもしれません。
<先輩からのヒント>
*転移性乳がんの診断は道の終点ではなく、新たな旅への船出です。恐怖や不安でいっぱいになる日もあるかもしれませんが。それは当り前です。自身の気持ちを受け入れましょう。そして明日は違う日だということを忘れないようにしましょう。あなたは統計や数ではありません。生きている活気にあふれた女性なのですから。
*私が12年間化学療法を続けられるなら、だれにでもできます。そして目標を持ちましょう!私は息子が21になるまで生き続けることで、今は息子は29歳です。
*これは道の終点ではありません。人生は続くのです。診断後すべでの検査が終わり、化学療法の間が今までの中で一番つらい時期でした。その後は受け入れ、ともに歩むことができました。
*いくつかいいこともあります。そうでなければ得られなかった友人を何人か得たり、少し賢くなったり、よりオープンになったり、自己的なところが減ったような気がします。
*診断を受けた時、二人の娘が結婚したり、孫を見たりはできないだろうと思いました。しかし、二人の娘は両方結婚し、5人の孫の顔も見ることができました。私はパートで働き、ボランティア活動もし、毎年旅行もし、忙しく過ごしています。